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​遠退く完成

「死んだ渡辺裕之に恋をした」の制作に取り掛かり、曲は完成したものの、歌詞とボーカルは未完成、しかもこの時期に体調を悪くしたり、復帰早々でも仕事が忙しかったりとなって、完成は遠のいた。

この時期に自分は訪問看護の会社を変えた。元々これは、相談員が提案したもので、コミュ障の自分が信頼関係を築ける様にと紹介したものだった。

前の訪看とは約二年間付き合ったが、この二年の間、コミュニケーションはおろか、信頼を築く事が困難になった。

​自分の調子が悪い時に助けを求めて緊急電話を頻繁に掛けたのだが、興奮して落ち着けない自分の言動が通じなくなり、遂には夜以降は電話に出ないでほしいと告げられ、看護師も女性が来ていたが、時に荒げる自分の態度が怖いという理由で、女性から男性のみに変えられた。これだと話すどころか話したい事も話し難くなり、次第に億劫になった。

この状況を彼氏の村ちゃんに話したら激高し、今すぐ訪看を変えるべきだと告げられ、当然変える事を決意。

村ちゃんは自身も信頼する訪看を紹介してくれた。それが今の訪看"アップルキャンディ"である。

早速、村ちゃんの進行で訪看を変える作戦が始まった。相談員には内緒、前の訪看と鉢合わせるという方向で決まった。

自分で決めましたと前の訪看に告げる為、新しい訪看、前の訪看、自分が鉢合わせるという方法で話し合う事に。

そして、その日は決行された。前の訪看が来る時間よりも前に、新しい訪看が訪れ、前の訪看に別れを告げるという作戦で挑んだ。

結果は―――"ざまあみろ"前の訪看は新しい訪看を見て驚きを隠せなかった。そして自分は前の訪看と解約し、新しい訪看と契約した。前の訪看は証拠を隠滅する様に、それまで自分へ告げてた約束事の張り紙を剥がし、ファイルを回収して退散した。まるで興味を捨てる様に。

​"やったぜ"―――心の中でガッツポーズを決めた。

​今の訪看になってから、話が合うのか、真摯に聞いてくれる。関係も良好だ。

自分にとっては大きな決断だった。あの時、決断してよかったと思ってる。

訪看を変える出来事もあり、制作が徐々に遅れた。

ようやく作詞を始めたのは、十二月を迎えた頃だった。そしてボーカルも、自分のUTAUであるA(エーというシンプルに名付けた男の娘キャラという設定)に決まったばかり。

​しかし、自分にとって十二月はもう一つ欠かせない年中行事があった。それさえも遅れていた。

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