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​就労支援作業所ラシクラボ

この頃、長年使っていたパソコンがwindows11非対応だった為、買い替えの時期に差し迫っていたが、貯金があまり無く、何とかギリギリで食い繋いでいる状態だった。家の家賃及び食費は相談員に通帳及びキャッシュカードを預けている為、家賃と食費に手を出す事は無かったが、家電を買い替えるほどの貯蓄をしていなかった。

自分が好きな様に映画のBlu-rayやDVD等に使っていた為であった。一人暮らし七年目にして最大のピンチ。それを打開する為に、相談員が進めてくれたのが、デジタル関係に強く、自分のペースで働ける新たな作業所の入所だった。

それが、堺東にあるB型就労支援作業所"ラシクラボ"である。

この作業所の強みは主に動画制作、広告デザイン、DTM、イラスト制作といったパソコン関連の作業に適した環境である。全国展開もされていて、自分が通う事になった堺東は開所して当時一年目だった。

DTMは自己流でやっていた自分だが、曲のクオリティとパソコンで描いてるイラストのクオリティを上げたいと思い、入所に踏み切った。

初めての入所は音楽制作、DTMだった。DTM専門の職員がいて、自分よりも若く、かなり詳しい男性職員だった。その人の名前は仮名として"船津さん"と言っておこう。

船津さんはIOSの環境でDTMを行い、DAWはFLstadioで作業所での楽曲製作を行っている。利用者用に用意されている作曲環境はwindows11でDAWはStadiooneであった。自分は少し焦った。DTMに使うDAWはソフトによって仕様ややり方が異なる。Cakewalkでしか触った事無い自分はまずStadiooneに慣れるのが第一関門であった。

音の出し方も、その音の選び方もCakewalkとは異なる。Stadiooneはplesenseというツールから音を選んで行く。ギター、ベース、ドラムもそのツールで選択する。

最初は解らなかったので、船津さんに教えてもらいながらDAWを操作した。ただ船津さんはIOSでの環境でしか慣れてない為、windowsでDAWを教えるのに少し必死だった。何とか教えてもらったおかげでこの日は少しだけだが慣れた。

休憩がてら、船津さんに自分の曲を聞いてもらって、初めて自分の曲に何が足りないのかを指摘された。

一つはドラム。船津さんによれば、曲はドラムとキックをただ叩いてるだけでスネアシンバルが無いという事だった。自分としてはドラムらしく叩いてたはずだったがそうでは無かったのに初めて気づかされた。これまでの自分の楽曲ではそうやって作っていたので愕然となった。

もう一つは曲の広がり方。これまでの自分の楽曲製作では一曲に対し、ロックの場合、ソロギター一本、演奏ギター一本、ベース一本、ドラム、そこにボーカルとコーラスが付くという仕様だった。ただそれだと音が物足りない、広がりが無いと指摘された。だが曲のニュアンス全体は良いので、作り方さえ工夫すれば良くなるとの事だった。

DTMは改めて難しいと思った。でもアドバイスを聞いたおかげで自分の曲は前より良くなるかもしれない。そう思い、サイバー攻撃でダウンしたニコ動での投稿が出来ない代わりに、youtubeで新曲を発表しよう。場合によってはニコ動の復旧具合で時間が掛かる様であったら、今後はyoutubeに拠点を映そうと考え、新曲作りに励み出した。

アドバイスに沿って作り方を全体的に変えた。この時作ろうとしていた曲はロック。以前とは違い演奏ギターは音の広がりを意識して左右一本づつ、ベースも左右一本づつ、その際ベースは音が左右違う音色で、今回はソロギターの代わりにトランペットをこちらも左右一本づつ、ドラムもスネアシンバルを添えて臨場的に。ボーカル部分もコーラスが左右に歌ってる様に―――。

​こうして作られた曲が、youtubeでのオリジナル曲一作目の「渡辺裕之が死んじゃった」だった。

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